脾臓の痛み
脾腫(ひしゅ): 脾臓が腫れて大きくなることで、周囲の臓器を圧迫し、痛みを感じることがあります。
脾臓の損傷: 外傷などにより脾臓が損傷すると、内出血や破裂を起こし、激しい痛みを伴うことがあります。
脾梗塞(ひこうそく): 脾臓への血流が遮断されることで、組織が壊死し、痛みを感じることがあります。
感染症: 敗血症など、全身性の感染症が原因で脾臓が腫れ、痛みを感じることがあります。
その他: 血液の病気、肝臓の病気、リンパ腫など、様々な病気で脾臓に異常が起こることがあります。
考えられる症状
腹部の痛み: 左上腹部を中心に、鈍痛や鋭い痛みを感じることがあります。
背中の痛み: 左側の背中に痛みを感じることがあります。
肩の痛み: 左肩に痛みを感じることがあります。
吐き気
嘔吐
食欲不振
倦怠感
受診をおすすめします
脾臓の痛みは、放置すると重篤な状態に発展する可能性もあります。
以下の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
激しい痛み
高熱
呼吸困難
めまい
意識混濁
診断と治療
医師は、問診、身体検査、血液検査、画像検査(超音波検査、CT検査など)を行い、診断を確定します。
治療法は、原因によって異なります。
薬物治療: 痛み止め、抗生物質などが使用されることがあります。
手術: 脾臓の破裂や大きな腫瘍がある場合など、手術が必要になることがあります。
ご自身でできること
安静にする: できるだけ安静にし、体を休ませることが大切です。
食事に気をつける: 消化の良いものを少量ずつ、ゆっくりと食べましょう。
水分をこまめに摂る: 脱水症状を防ぐために、こまめに水分を摂りましょう。