生体バランスマッサージ経絡リンパマッサージ 2024.9.7 ワクチン

脾臓は、血液を濾過したり、古い赤血球を破壊したり、免疫機能を担うなど、身体にとって重要な役割を果たしています。しかし、外傷や病気などにより脾臓を摘出しなければならない場合もあります。

脾臓は免疫系の中心的な器官の一つです。特に、細菌の感染に対して重要な役割を果たしています。そのため、脾臓がない状態では、肺炎球菌などの細菌による感染症にかかりやすくなってしまいます。

肺炎球菌ワクチン接種が重要な理由
肺炎球菌は、肺炎や髄膜炎などの重篤な感染症を引き起こす細菌です。特に、脾臓がない人や免疫力が低下している人は、肺炎球菌感染症にかかると重症化しやすく、死亡することもあります。

そのため、脾臓を摘出した人は、肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌感染症にかかるリスクを大幅に下げることができます。

肺炎球菌ワクチンについて
肺炎球菌ワクチンには、大きく分けて以下の2種類があります。

13価肺炎球菌結合ワクチン(PCV13): 小児や高齢者、免疫力が低下している人など、肺炎球菌感染症にかかりやすい人に推奨されるワクチンです。
23価肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23): 成人や高齢者、慢性疾患を持つ人など、肺炎球菌感染症にかかりやすい人に推奨されるワクチンです。

脾臓を摘出した人は、肺炎球菌感染症にかかりやすくなるため、肺炎球菌ワクチンを接種することが非常に重要です。医師の指示に従って、適切なワクチン接種を受けるようにしましょう。