生体バランスマッサージ経絡リンパマッサージ 2024.9.10 PSE PSE

PSE は、部分脾動脈塞栓術の略称です。肝硬変などによる門脈圧亢進症で脾臓が腫大し、血小板減少などの問題を引き起こす場合に行われる治療法です。

部分脾動脈塞栓術(PSE)とは?
脾臓の動脈を部分的に塞栓(つまり血管をふさぐ)することで、脾臓の大きさを縮小させ、脾機能を低下させる治療法です。これにより、血小板減少や赤血球減少などの症状の改善が期待できます。

PSEが行われる主な理由
門脈圧亢進症に伴う脾腫: 肝硬変などにより門脈圧が上昇すると、脾臓が腫大し、脾機能が亢進します。
血小板減少: 脾臓で血小板が過剰に破壊されることで、出血のリスクが高まります。
赤血球減少: 脾臓で赤血球が破壊されることで、貧血を引き起こす可能性があります。
PSEのメリットとデメリット
メリット:

血小板減少、赤血球減少などの症状の改善
出血リスクの低下
肝移植前の橋渡し治療として有効な場合も
デメリット:

発熱、腹痛などの副作用
脾臓の機能が完全に失われる可能性
再塞栓が必要になる場合も
PSEの手術について
カテーテルを用いて、脾臓の動脈を選択的に塞栓します。通常は局麻で行われ、入院期間は数日程度です。