生体バランスマッサージ経絡リンパマッサージ 2024.9.13 胆嚢結石 石

胆嚢結石とは、肝臓で作られた胆汁が固まって、胆嚢の中に石のように硬いものができてしまう病気です。胆嚢は、肝臓の下にある洋ナシ型の袋状の臓器で、胆汁を濃縮して貯蔵する役割を担っています。

胆嚢結石ができる原因

胆嚢結石ができる原因は、まだ完全に解明されていませんが、以下の要因が考えられています。

  • 胆汁の成分のバランスの崩れ: 胆汁はコレステロール、胆汁酸、ビリルビンなどの成分からできています。これらのバランスが崩れると、コレステロールが結晶化しやすくなり、結石が形成されます。
  • 胆嚢の機能低下: 胆嚢の収縮機能が低下すると、胆汁が滞留しやすくなり、結石ができやすくなります。
  • 肥満: 肥満は、コレステロール値の上昇や胆汁の成分の変化を引き起こし、結石形成のリスクを高めます。
  • 女性ホルモン: 女性ホルモンは、コレステロールの産生を促す働きがあるため、女性の方が男性よりも胆石ができやすい傾向があります。
  • 遺伝的な要因: 家族に胆石の患者がいる場合、発症リスクが高まる可能性があります。

胆嚢結石の症状

胆嚢結石の症状は、結石の大きさや位置、胆管のつまり具合などによって異なります。

    • 右上腹部の痛み: 最も一般的な症状で、食事後や夜間に急に激しい痛みを感じることがあります。
    • 吐き気や嘔吐: 痛みとともに、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
    • 黄疸: 胆管が完全に詰まると、皮膚や白眼が黄色くなる黄疸が現れることがあります。
    • 発熱: 胆嚢炎を伴う場合は、発熱することもあります。

胆嚢結石の診断

胆嚢結石の診断には、以下の検査が行われます。

  • 超音波検査: 胆嚢結石の診断には、超音波検査が最も一般的です。超音波検査では、胆嚢内の結石を直接観察することができます。
  • CT検査: 超音波検査で診断がつかない場合や、合併症が疑われる場合は、CT検査が行われることがあります。
  • 血液検査: 肝機能や膵臓の働きを調べる血液検査が行われます。

胆嚢結石の治療

胆嚢結石の治療法は、症状の有無や結石の大きさ、合併症の有無などによって異なります。

    • 経過観察: 症状が軽度で、日常生活に支障がない場合は、経過観察を行うことがあります。
    • 薬物療法: 胆石を溶かす薬物療法もありますが、効果が出るまでに時間がかかり、全ての患者さんに有効とは限りません。
    • 内視鏡治療: 内視鏡を用いて、胆管内にできた結石を取り除く治療法です。
    • 外科手術: 症状が重度の場合や、合併症を伴う場合は、外科手術で胆嚢を摘出することが一般的です。

胆嚢結石の予防

胆嚢結石の予防には、以下のことが大切です。

  • バランスの取れた食事: 高脂肪食やコレステロールの多い食品を控え、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
  • 適度な運動: 肥満を防ぐために、適度な運動を心がけましょう。
  • 定期的な健康診断: 早期発見・早期治療のために、定期的な健康診断を受けましょう。

胆嚢結石は、放置しておくと、胆嚢炎や膵炎などの合併症を引き起こす可能性があります。症状を感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。

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