ほてりは、主に以下の2つの意味があります。
体の異常な熱感
一般的に、体の表面や内部が熱く感じられる状態を「ほてり」と呼びます。原因としては、以下のようなものが考えられます。
更年期障害:閉経前後になると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少します。すると、自律神経が乱れ、血管が拡張したり収縮したりする異常が起こり、ほてりが生じることがあります。
自律神経失調症:ストレスや疲労などによって、自律神経が乱れると、ほてりのほかにも、めまい、耳鳴り、動悸、冷えなどの症状が現れることがあります。
感染症:風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると、発熱とともにほてりを感じることもあります。
薬の副作用:血管拡張薬やステロイド剤などの薬の副作用で、ほてりが起こることがあります。
飲酒:アルコールを摂取すると、血管が広がり、ほてりを感じやすくなります。
入浴:熱いお湯に長時間浸かると、体温が上がり、ほてりを感じやすくなります。
ほてりが続く場合は、上記のような原因が考えられるため、医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。
顔や頭部の熱感
「のぼせ」とも呼ばれ、顔や頭部が突然熱くなる症状です。ほてりと同じく、更年期障害や自律神経失調症などが原因で起こることが多いですが、精神的な緊張や恥ずかしさなどの心理的な要因によっても起こります。
のぼせが頻繁に起こる場合は、生活習慣を見直すことも大切です。具体的には、以下のような対策が有効です。
十分な睡眠をとる
適度な運動をする
ストレスを溜めない
バランスのとれた食事を心がける
カフェインやアルコールを控える
涼しい服装をする
ほてりは、更年期障害や自律神経失調症など様々な原因で起こります。一時的なほてりであれば、ご自宅でできる対策で改善できることもあります。
生活習慣
十分な睡眠をとる
適度な運動をする
ストレスを溜めない
バランスのとれた食事を心がける
カフェインやアルコールを控える
涼しい服装をする
入浴
ぬるめのお湯でゆっくりと入浴する
長時間の入浴は避ける
シャワーだけで済ませるのも良い
その他
首筋や脇の下など、太い血管が通っている部分を冷やす
冷たい飲み物を飲む
ゆったりとした服装をする
アロマテラピーを取り入れる
リンパマッサージ
リンパマッサージは、体のリンパの流れを促進し、老廃物や余分な水分を排出する効果があります。ほてりの原因となる血行不良や冷えの改善にも効果が期待できます。
マッサージ
マッサージは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。肩こりや首こりなどの症状を改善することで、ほてりの予防や改善に役立ちます。
整体
整体は、体の歪みを整えることで、自律神経のバランスを整える効果があります。自律神経失調症が原因で起こるほてりの改善に効果が期待できます。
ほてりやのぼせは、日常生活に支障をきたすこともあります。上記のような対策で改善しない場合は、医療機関を受診することをおすすめします。