背中の茶色いシミ
シミの原因によって適切な対処法が異なるので、まずは皮膚科で診察を受けることをおすすめします。
考えられる主な原因と、それぞれの簡単な説明は以下の通りです。
日光性色素斑(老人性色素斑、脂漏性角質層肥厚症)
原因:紫外線によるメラニン色素の過剰生成
特徴:数ミリ~数センチの大きさの茶色いシミ。顔、背中、腕などにできやすい。
治療法:レーザー治療、外用薬など
脂溢性角質層肥厚症
原因:皮脂の分泌過剰による角質層の肥厚
特徴:ザラザラした感触の茶色い斑点。顔、頭部、背中などにできやすい。
治療法:外用薬、内服薬など
癜風(でんぷう)
原因:マラセチア菌というカビの増殖
特徴:淡い茶色や白色の境界のはっきりとした斑点。かゆみは少ない。
治療法:外用薬
炎症後色素沈着
原因:ニキビや傷跡などの炎症後の色素沈着
特徴:炎症の跡にできる茶色いシミ。
治療法:自然に薄くなるのを待つこともできるが、外用薬やレーザー治療などもある
摩擦黒皮症
原因:摩擦による皮膚の炎症
特徴:黒色や茶色の色素沈着。かゆみやかぶれを伴うこともある。
治療法:原因となる摩擦を避ける。外用薬も効果がある。
光線性花弁状色素斑
原因:強い紫外線
特徴:背中から肩にかけてできる、金平糖や花びら、カラスの足跡に似た形の数mm~1cmの茶色いシミ。
治療法:レーザー治療、外用薬など
上記以外にも、尋常性白斑、肝斑、シミ様 nevo など、背中にできる茶色いシミの原因は様々です。早めに皮膚科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
セルフチェック
以下のような場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
シミが急に大きくなった、色が濃くなった
シミの周りに赤みや白斑がある
かゆみがある
痛みがある