ブツブツの原因はいくつか考えられますが、代表的なものは以下の3つです。

1. 毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）

二の腕や太もも、おしりなどに左右対称にできる、粟粒大（ぞくりゅうだい）のブツブツ（皮疹）が特徴です。
ブツブツは薄い茶褐色をしていてやや硬く、患部に触るとサメ肌やおろし金のようにザラザラしているのが特徴です。
痒みはほとんどありませんが、乾燥肌の人だと冬に悪化することがあります。
原因は完全に解明されていませんが、角質の代謝異常や過剰な皮脂分泌などが関係していると考えられています。
治療法としては、保湿クリームや塗り薬（サリチル酸ワセリン、尿素軟膏など）が一般的です。
症状がひどい場合は、レーザー治療や光治療などの選択肢もあります。
2. 乾燥性皮膚炎

皮膚が乾燥して、かゆみ、赤み、ブツブツ、ひび割れなどの症状が現れます。
冬場に悪化することが多く、特に乾燥している地域に住んでいる人に多い傾向があります。
原因としては、乾燥、セラミド不足、バリア機能の低下などが考えられます。
治療法としては、保湿クリームや軟膏を塗って皮膚を保湿することが大切です。
かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬を内服することもあります。
3. ニキビ

毛穴が詰まって、皮脂や角質がたまることで起こります。
白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビなど、症状によって種類が分かれます。
10代～20代に多いですが、大人ニキビと呼ばれる大人になってからできるニキビもあります。
原因としては、皮脂分泌の過剰、毛穴の詰まり、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが考えられます。
治療法としては、洗顔、スキンケア、生活習慣の改善などが基本です。
症状がひどい場合は、塗り薬や内服薬、ニキビ跡治療などもあります。
ブツブツの原因を特定するには、皮膚科を受診することをおすすめします。