なぜ風邪で関節痛が起こるの?
風邪のウイルスが体内に侵入すると、私たちの体はウイルスと戦うために様々な反応を起こします。その一つが、炎症反応です。この炎症反応によって、プロスタグランジンという物質が作られます。プロスタグランジンには、体温を上げたり、痛みの感覚を強くしたりする働きがあります。このプロスタグランディンの働きが、関節痛の原因の一つと考えられています。
風邪の関節痛の特徴
風邪の関節痛は、通常、全身の関節に起こるのではなく、特定の関節に起こることが多いです。また、痛み方も人によって異なり、ズキズキする痛みやだるい痛みなど様々です。
風邪の関節痛の対処法
風邪の関節痛は、通常、安静にしていれば数日で治まります。しかし、痛みで寝られないなどの場合は、以下の対処法を試してみましょう。
温湿布: 関節を温めることで血行が促進され、痛みが和らぐことがあります。
鎮痛剤: 市販の鎮痛剤を服用することも効果的です。ただし、説明書をよく読んで用法・用量を守り、自分に合わない場合は使用を中止しましょう。
ストレッチ: 関節をゆっくりと動かすことで、こりをほぐし、痛みを軽減することができます。
いつ病院へ行くべき?
関節の腫れや熱感がある場合
痛みがあまりにも強く、日常生活に支障が出る場合
高熱が続く場合
関節痛が長引く場合
上記のような症状がある場合は、早めに医師に相談しましょう。風邪以外の病気の可能性も考えられます。