乳幼児の便秘は、原因や程度によって対処法が異なります。
便秘かな?と思ったら
便の様子: 普段より硬い、粒状、回数が少ないなど、いつもと違う便が出た場合
お腹: 張っている、おなかを触ると硬い、ぐずりや泣き声がいつもと違うなど
排便時: いきむ、顔色が悪い、泣き叫ぶなど
これらの症状が見られる場合は、便秘を疑いましょう。
便秘の原因
母乳やミルクの量: 少なすぎたり、多すぎたりすることが原因になることがあります。
離乳食: 食物繊維が不足していたり、新しい食品を急にたくさん与えすぎたりすることも考えられます。
運動不足: 積極的に体を動かさないことも便秘の原因の一つです。
ストレス: 環境の変化や病気など、ストレスを感じている場合も便秘を引き起こすことがあります。
便秘の対処法
生活習慣の改善:
規則正しい食事: 決まった時間に食事を与え、生活リズムを整えるようにしましょう。
水分補給: こまめに水分を補給しましょう。
お腹のマッサージ: おへその周りを時計回りに優しくマッサージしてあげましょう。
運動: お腹を動かすような体操や、抱っこしてゆらゆら揺らすなど、軽い運動を心がけましょう。
食事の工夫:
食物繊維: 野菜や果物、穀物など、食物繊維が豊富な食品を積極的に与えましょう。
水分を多く含む食品: スープや汁物など、水分を多く含む食品もおすすめです。
その他:
綿棒浣腸: 医師に相談の上、綿棒浣腸を試すこともできます。
薬: 医師の指示のもと、便秘薬を使用することもあります。
いつ病院に相談するべきか
便秘が長引く場合: 1週間以上続く場合は、一度小児科を受診しましょう。
他に気になる症状がある場合: 発熱、嘔吐、血便など、他に気になる症状がある場合も、すぐに小児科を受診しましょう。
大切なこと
赤ちゃんによって便秘の程度は異なります: 同じ月齢でも、便の回数や硬さは個人差があります。
焦らず様子を見ることも大切: 自宅でのケアで改善が見られない場合は、早めに医師に相談しましょう。
マッサージは、赤ちゃんの便秘改善に役立つ可能性がある一方で、乳幼児へのマッサージは大人とは異なることを理解することが大切です。
なぜマッサージが便秘に良いと言われるのか?
腸の働きを促す: マッサージによって腸が刺激され、蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になることで、便がスムーズに排出されるのを助ける可能性があります。
リラックス効果: マッサージは赤ちゃんをリラックスさせ、心身の状態を整える効果が期待できます。ストレスは便秘の一因となることがあるため、リラックス効果も便秘改善に繋がることがあります。