種子骨は、足の親指の付け根あたりにある小さな骨で、通常は2個あります。豆のような形をしていることから「種子骨」と呼ばれています。
種子骨の役割
筋肉の働きを助ける: 足の筋肉がスムーズに動くための支点となる役割を果たしています。
衝撃吸収: 歩行時の衝撃を吸収し、関節への負担を軽減する役割もあります。
種子骨のトラブル
種子骨は、スポーツや激しい運動、合わない靴を長時間履くことなどによって、炎症を起こしたり、骨折したりすることがあります。これを「種子骨障害」といいます。
種子骨障害の症状
痛み: 歩行時や運動時に、足の親指の付け根に痛みを感じます。
腫れ: 患部が腫れることがあります。
熱感: 患部に熱感を感じることもあります。
種子骨障害の原因
繰り返しの摩擦: 運動や歩行によって、種子骨と周囲の組織が繰り返し摩擦することで炎症が起こることがあります。
外傷: 足に強い衝撃が加わることで、骨折やひびが入ることがあります。
構造的な問題: 足のアーチの異常や、外反母趾など、足の構造的な問題が原因となることもあります。