肘から下の痛み、原因によって様々な治療法がありますので、まずは整形外科を受診されることをおすすめします。
考えられる原因としては、以下のようなものがあります。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎): 肘の外側にある腱が炎症を起こすことで起こります。テニス選手に多いですが、スポーツ選手以外でも発症します。
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎): 肘の内側にある腱が炎症を起こすことで起こります。ゴルフ選手に多いですが、スポーツ選手以外でも発症します。
野球肘: 野球選手に多く見られる肘の痛みです。肘の内側や外側、前側などに痛みが出ることがあります。
腱鞘炎: 腱と腱鞘が炎症を起こすことで起こります。手首や指の付け根に痛みが出ることが多いですが、前腕部にも起こることがあります。
肘関節炎: 軟骨がすり減ったり、骨が変形したりすることで起こります。
神経痛: 首や肩の神経が圧迫されることで起こります。
骨折・脱臼: 転倒などによって肘を骨折・脱臼した場合は、強い痛みが出ます。
受診時のポイント
いつ頃から痛むのか
どんな時に痛むのか
どんな痛みなのか(ズキズキ痛む、チクチク痛むなど)
痛みの場所はどこなのか
他に症状があるか(しびれ、動かしにくいなど)
医師は問診や診察、場合によってはレントゲンやMRIなどの検査を行い、原因を診断します。
治療法
原因によって治療法は異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。
安静: 痛みが強い場合は、安静にしてアイシングを行います。
装具: サポーターやギプスなどで肘を固定します。
薬: 痛みや炎症を抑える薬を服用します。
理学療法: ストレッチやマッサージ、運動療法などで、筋力や柔軟性を回復させます。
手術: 保存療法で改善しない場合は、手術が必要になることもあります。
マッサージは、肘の痛みの症状を緩和するのに役立つ場合がありますが、原因によっては悪化する可能性もあります。
肘の痛みは、日常生活に支障をきたすだけでなく、悪化すると後遺症が残る場合もあります。早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。