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生体バランスマッサージ経絡リンパマッサージ 2024.8.17 足の靭帯損傷 靭帯

足の靭帯損傷
足関節捻挫とも呼ばれ、スポーツや日常生活で足首をひねった際に起こる一般的な怪我です。足首の関節を安定させている靭帯が、強い力で伸ばされたり切れてしまったりすることで起こります。

症状
痛み: 足首の外側(外くるぶし周辺)に強い痛みを感じます。
腫れ: 受傷直後から腫れ始め、数日かけてピークを迎えます。
皮下出血: 内出血により、足首周辺が青あざになります。
関節の不安定感: 足首がぐらぐらする感じがします。
歩行困難: 痛みや腫れのため、歩くのが困難になります。
原因
スポーツ: バスケ、サッカー、バレーボールなど、ジャンプや急な方向転換を伴うスポーツで多く起こります。
日常生活: 階段の踏み外し、段差につまづくなど、日常生活での不注意な動きでも起こりえます。
足首の柔軟性の低下: 足首の柔軟性が低いと、捻挫しやすくなります。
種類
靭帯の損傷の程度によって、以下のように分類されます。

軽度: 靭帯が少し伸びた状態。
中等度: 靭帯が部分的に切れてしまっている状態。
重度: 靭帯が完全に切れてしまっている状態。
治療
RICE処置:
Rest (安静): 足を動かさないように安静にします。
Ice (アイシング): 腫れや痛みを軽減するために、氷嚢などで冷やします。
Compression (圧迫): 弾性包帯などで患部を圧迫します。
Elevation (挙上): 足を心臓よりも高い位置に上げて、腫れを軽減します。
薬物療法: 消炎鎮痛剤の内服や外用薬の使用により、痛みや腫れを軽減します。
固定: サポーターやギプスで患部を固定し、安静を保ちます。
物理療法: 温熱療法、超音波療法などを行い、血行を促進し、痛みを軽減します。
手術: 重症の場合や、保存的な治療で改善が見られない場合は、手術が必要になることがあります。
予防
ウォーミングアップ: 運動前には必ずしっかりとウォーミングアップを行い、筋肉を温めて柔軟性を高めます。
足首の強化: 足首の筋肉を強化する運動を行うことで、捻挫のリスクを減らすことができます。
適切な靴の選択: 足に合った靴を選び、滑りにくい靴を履くようにしましょう。
周囲の環境整備: 段差をなくすなど、周囲の環境を整えることも重要です。
注意事項
自己判断せず、医師に相談: 症状が重い場合は、必ず医師に相談しましょう。
完治するまで安静: 完全に治るまで無理な運動は避け、安静にしましょう。
再発防止: 再発を防ぐために、リハビリテーションをしっかりと行いましょう。
足関節捻挫は、適切な治療を行えばほとんどの場合完治します。しかし、放置すると慢性的な痛みや関節の不安定感の原因となることがあります。症状を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。