風邪をひくと、関節の痛みを伴うことがありますね。これは、体内にウイルスが侵入した際に、体がウイルスと戦うために出す炎症物質が原因と考えられています。
風邪で関節痛が起こる主な原因
プロスタグランジン: この物質は、体温を上げてウイルスと戦う働きがありますが、同時に痛みを増強させる作用もあります。そのため、関節痛だけでなく、筋肉痛や頭痛なども引き起こすことがあります。
免疫反応: 体がウイルスと戦う際に、免疫システムが過剰に反応し、関節に炎症が起こることがあります。
風邪の関節痛の特徴
全身の関節: 手足だけでなく、全身の関節に痛みが出ることがあります。
軽い痛み: 通常は、激しい痛みではなく、鈍い痛みやズキズキとした痛みを感じます。
発熱や他の風邪症状: 関節痛だけでなく、発熱、鼻水、咳などの風邪の一般的な症状も伴います。
数日で改善: 安静にしていれば、通常は数日で症状が改善します。
対処法
安静: 体を休ませ、十分な睡眠をとることが大切です。
温湿布: 温かいタオルや市販の温湿布を患部に当てると、痛みが和らぐことがあります。
痛み止め: 市販の解熱鎮痛薬を服用することもできますが、説明書をよく読んで用法・用量を守り、気になる場合は医師に相談しましょう。
水分補給: こまめに水分を補給し、体内の水分バランスを整えましょう。
栄養バランスのよい食事: 免疫力を高めるために、バランスのよい食事を心がけましょう。
いつ病院へ行くべきか
痛みが強くて日常生活に支障が出る場合
高熱が続く場合
関節が腫れたり、赤くなったりする場合
他の症状が悪化する場合
上記のような症状がある場合は、早めに医師に相談しましょう。