風邪、コロナ(新型コロナウイルス感染症)、そしてインフルエンザは、初期症状が似ているため、ご自身で判断するのが難しい場合があります。それぞれの違いを簡単にまとめると、以下のようになります。
風邪
潜伏期間: 短く、1~2日程度
症状: くしゃみ、鼻水、喉の痛みなどが一般的。熱が出る場合は低熱で、数日で回復する。
重症化: 比較的まれ。
コロナ
潜伏期間: 最大14日と長く、無症状の人もいる。
症状: 発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚の異常などが特徴。重症化すると肺炎を起こす場合も。
重症化: 高齢者や基礎疾患のある人など、重症化しやすい人がいる。
インフルエンザ
潜伏期間: 1~2日程度
症状: 急に高熱が出ることが多く、全身のだるさ、頭痛、筋肉痛を伴う。
重症化: 高齢者や基礎疾患のある人など、重症化しやすい人がいる。
風邪、コロナ、インフルエンザの比較表
症状 風邪 コロナ インフルエンザ
潜伏期間 短い (1-2日) 長い (最大14日) 短い (1-2日)
発熱 低熱 高熱 高熱
その他症状 くしゃみ、鼻水、喉の痛み 咳、倦怠感、味覚・嗅覚異常 全身の痛み、頭痛
重症化リスク 低い 高い (特に高齢者や基礎疾患のある人) 高い (特に高齢者や基礎疾患のある人)
風邪とコロナの見分け方
風邪とコロナを完全に区別するのは難しいですが、以下の点がコロナの可能性が高いと考えられます。
発熱が長く続く (4日以上)
強いだるさ (倦怠感)
味覚・嗅覚の異常
呼吸困難
受診について
症状が気になる場合 は、かかりつけ医や最寄りの医療機関に電話相談し、指示に従ってください。
新型コロナウイルス感染症が疑われる場合 は、帰国者・接触者相談センターや新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口にご相談ください。