首のシコリには、様々な原因が考えられます。以下に、主な原因とそれぞれの症状を説明しますので、参考にしてみてください。
良性の場合
リンパ節炎: 風邪や扁桃炎などの感染症によって、リンパ節が腫れることが最も多い原因です。この場合、シコリは柔らかく、痛みがあることが多いです。また、発熱、鼻水、咳などの症状を伴うこともあります。
脂肪腫: 皮膚の下にできる脂肪の塊で、柔らかく、動きやすく、痛みはありません。
粉瘤: 皮膚の下にできる袋状の腫瘤で、柔らかく、動きやすく、通常は痛みはありません。しかし、感染を起こすと、赤く腫れ、痛みが出ることもあります。
甲状腺腫: 甲状腺にできる腫瘤で、ほとんどが良性です。シコリは柔らかく、痛みはありませんが、大きくなると、声のかすれや息切れなどの症状が現れることがあります。
悪性の場合
リンパ腫: リンパ節のがんです。シコリは硬く、痛みはありません。また、発熱、体重減少、夜間の発汗などの症状を伴うこともあります。
悪性腫瘍: その他の部位のがんの転移などによるものです。シコリは硬く、痛みはありません。
上記以外にも、様々な原因が考えられます。
シコリについて、以下の点に注意してみましょう。
大きさ
硬さ
痛み
動きの有無
周囲の皮膚の状態
その他の症状 (発熱、体重減少、夜間の発汗など)
シコリが気になる場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
医師は、シコリの状態を診察し、必要に応じて検査を行います。検査には、超音波検査、CT検査、MRI検査、針生検などがあります。検査結果に基づいて、適切な治療法を決定します。
マッサージやリンパケアなど、セルフケアで症状を改善できる場合もあります。